まずは「全体」を知ることから
借金が複数あると、「全部でいくら借りているのか」「毎月いくら利息を払っているのか」がわかりにくくなります。まずはすべての借入(カードローン、キャッシング、リボ払い、分割払いなど)を書き出して、このツールに入れてみましょう。全体が見えると、どこから手をつければいいかがはっきりします。
借金を早く減らす2つの返し方
| 方法 | やり方 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 金利の高い順に返す (アバランチ法) | 全部の最低返済を払い、余ったお金をいちばん金利の高い借金に集中させる | 利息の合計をできるだけ減らしたい人 |
| 残高の少ない順に返す (スノーボール法) | 余ったお金をいちばん残高の少ない借金に集中させ、1件ずつ完済していく | 完済の達成感で、返済を続けるやる気を保ちたい人 |
お金の面で得なのは「金利の高い順」ですが、借入の件数が減ると管理も楽になります。自分が続けやすい方法を選ぶのがいちばんです。
おまとめローンのメリットと注意点
おまとめローンは、複数の借金を1つのローンでまとめて返す方法です。
- メリット:金利が下がれば利息が減る/返済日が1つになり管理しやすい
- 注意点:毎月の返済額を下げすぎると返済期間が延び、利息の合計がかえって増えることがある/まとめたあとに、空いた枠でまた借りてしまうと借金が増える
上のシミュレーションでは、「毎月の返済額は今の合計のまま、金利だけ下がった場合」を比較しています。
返済が苦しくなったら
返済のために別のところから借りる「借金を借金で返す」状態になったら、早めに専門家へ相談するサインです。
- 法テラス(日本司法支援センター):収入が一定以下なら、無料で法律相談ができます
- 消費生活センター(電話188):借金やお金のトラブルの相談ができます
- 日本貸金業協会 貸金業相談・紛争解決センター:貸金業者からの借入について相談できます
任意整理・個人再生・自己破産などの債務整理によって、利息のカットや返済額の見直しができる場合があります。
よくある質問
複数の借金は、どれから返すのがいいですか?
利息の合計を一番少なくできるのは、金利の高いものから優先して多めに返す方法です。ほかの借金は最低限の返済を続け、余ったお金を金利の高い借金にまわします。件数を早く減らして気持ちを楽にしたい場合は、残高の少ないものから返す方法もあります。
おまとめローンにすると必ず得ですか?
金利が今より下がれば利息は減りますが、返済期間が長くなると、かえって利息の合計が増えることがあります。毎月の返済額をなるべく下げずに、金利が下がる場合に有利です。このツールで比較してから検討しましょう。
返済がどうしても苦しいときは?
法テラス(日本司法支援センター)や、各地の弁護士会・司法書士会、消費生活センター(188)などで無料・低料金の相談ができます。任意整理などの債務整理で、利息のカットや返済額の見直しができる場合があります。
最終更新日:2026-10-29